馬主になるために必要な年収はどれくらい?一口馬主になるための条件も解説

競馬トリビア
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監修者

敏腕行政書士 Y田

福島大学行政社会学部卒業。 福島市社会福祉協議会勤務を経て、平成15年4月より行政書士として独立。 主にギャンブル系のジャンルで会社設立や、各種許認可申請の代行手続き、知的財産権保護などを担当。競馬業界に精通している。

一口馬主とは?

机に置かれた札束

1700万以上の年収に7500万以上の総資産、それが無ければ馬主になれません。
馬主に憧れを抱いていても、なかなか手を出せないのが実情です。
そんな中、疑似的でも馬主になれるシステムが一口馬主です。

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一口馬主とは、1頭の馬を50~500口ぐらいに分割して出資を行う形態のことです。
企業への株投資をイメージすると分かりやすいかもしれません。
クラブと呼ばれる法人の会員になれば、一口馬主を募集している馬へ投資を行えます。
そうなれば、その馬が稼いだ賞金の一部が手元に戻って来るようになり、憧れの馬主になれるのです。

一口馬主の条件

本来の馬主になるには非常に高い金銭的なハードルがあります。
しかし、一口馬主の場合は特に資格や条件は無く、収入に関しても基本的には関係ないのです。
数万円程度から一口馬主になれるので、馬主の気持ちを体感するにはもってこいでしょう。

維持費も発生しないので金銭的な負担が軽いのも特徴です。
それこそ誰もが一口馬主になれると言って良いのです。
1つ気を付けるとしたら、一口馬主を募集している馬にしか投資出来ない点です。
好きな馬の馬主になれる訳ではないので勘違いしないようにしてください。

権限はあまり無い

一口馬主は簡単な反面、権限というものはあまり持っていません。
騎手起用や調教方針などには一切口出しできませんし、本来の馬主に何か要望を出しても受け付けてもらえるかは分からないのです。

そのため、レースで自分の馬が走っている感覚を味わうもの、と割り切っておくのが大事です。
育成方針等を真剣に行いたいなら、やはり本物の馬主になるしか無いでしょう。

ただし、何も出来ないという訳ではありません。
馬と会う機会が設けられたり、競走馬名の命名を行えたりもします。
一口馬主の権限がまったく無い訳ではないのを覚えておきましょう。

一口馬主は儲かるのか?

ほとんどの一口馬主は儲かっていないようです。
JRAのアンケートによると約10人に1人が黒字だと回答しています。
金融投資で見た場合はやや不利なものですが、大切なの馬主になっている状態でしょう。

お金では無く名誉や競馬への愛で一口馬主になるのが良いと言えます。
黒字化する確率は非常に低いことを忘れないようにしてください。
そもそもの話ですが、馬主自体が儲かっていないことが多いです。
一口馬主で儲けるのはさらに難しいでしょう。
だからこそ、お金では無く夢や憧れを体感するために一口馬主を利用するのが適切です。

 

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