馬主はいくらもらえる!?競馬レースで獲得できる賞金の内訳
最終更新日:2023年3月15日
馬主はいくらもらえる!?競馬レースで獲得できる賞金の内訳
賞金の内訳
競馬はレースごとに賞金が設けられていて、G1競走になると、1着の優勝資金が1億円を超える事もあります。
競馬の賞金や主に馬券の売上やスポンサーなどの協賛によって工面されています。
ここでは、競馬の賞金の内訳について解説します。
賞金の配分一覧
競馬は競走馬がレースを走るために、馬を購入や直接生産するなどした馬主や調教師、騎手など幅広い方が携わっています。
レースで獲得した賞金は主に次の比率で各関係者に配分されています。
馬主:80%
調教師:10%
騎手:5%
厩務員:5%
賞金の種類
競馬の賞金は優勝賞金だけではありません。
次の様々な賞金が用意されています。
※ここでは主に中央競馬の賞金を紹介しています。
出走奨励金
いわゆる入着による賞金です。競馬の入賞は8着までですが、出走奨励金は出走頭数やレースに応じて8着まで支給されます。
着順が上になるほど分配比率が高くなります。レースごとに分配比率は異なります。
特別出走手当
簡単にたとえると参加賞で出走した全ての馬に支払われる賞金です。G1で約41万円、未勝利戦で約35万円でレースのグレードによる差額が少ないです。
競馬場によって上乗せ手当が出る場合もあります。
距離別出走奨励賞
芝コースで距離1,800m以上のレースに出走すると上乗せされる出走奨励金です。
金額や着順、レースのグレードによって金額は異なりますが、最大で約100万円が支払われます。
生産牧場賞
生産した生産牧場に支払われるお金で全額生産牧場に支払われます。
セリなどで馬の所有者が牧場以外に譲渡された場合でも同様に生産牧場の取り分になります。
G1競走優勝で100万円、一般競走優勝で32万円、特別競走以上は5着まで賞金が出ます。
繁殖牝馬所有者
母馬を所有する生産者か馬主に支払われる賞金です。
G1競走優勝で130万円、一般競走優勝は生産牧場賞と同様に32万円です。
繁殖牝馬は1年に1頭しか産めない事から、大きいレースの賞金単価が若干高めに設定されています。
内国産馬所有奨励賞
平地競走のレースで特定の条件をクリアした内国産馬が出走した場合に支払われます。
レースや着順によって賞金は変動し、最高130万円の賞金が出ます。
この他にも細かい賞金は多数あり、騎手の成績に応じた個別報奨や、年間タイトル獲得などで賞金は積み重なります。
中央競馬ではジャパンカップや日本ダービーなどのビッグレースでは優勝すると総額2億円以上の賞金を得られます。