八百長とは違う-競馬の「ヤリ」「ヤラズ」行為について徹底解説!
競馬情報会社ランキング

競馬をある程度やっている方であれば、ヤリ・ヤラズは見抜けます。

「ヤリ」「ヤラズ」はなぜ行われるのか?競馬の事情を解説!

競馬には、勝利を目指しベストを尽くしてレースをする「ヤリ」とその逆の「ヤラズ」と呼ばれる用語があります。こうした行為は八百長とは根本的に異なる性質を持っており、ヤラズを行うのには事情があります。

ヤリヤラズとは?

馬を操る騎手

競馬用語の「ヤリ」「ヤラズ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
簡単に言ってしまうと「ヤリ=勝利を目指しベストを尽くしてレースをすること」で「ヤラズ」はその逆の意味になります。
そんな競馬のスポーツ性に興味のない人でも、競馬をテーマにした映画を見れば価値観は変わるかもしれません。
「ヤラズ」って八百長のこと?とお考えの方もいると思いますが、私感ではヤラズは八百長とは全く異なるものであると考えています。

騎手によるヤラズ行為

騎手が追うのを止めるなど勝つための騎乗をしないケースです。これには騎手自信の判断によるパターンと、調教師や馬主などの指示によるパターンがあります。
前者のパターンで多いのは、レース中、馬に何らかの異変を感じた時です。

馬の故障などのアクシデントを避けるために無理をさせずレースで勝つこと諦める、もしくは消極的になるケースがあります。
馬主さんの大切な愛馬を無事に完走させることを最優先に考え、騎手の自信の判断でヤラズ行為を行います。

また、勝負どころで進路妨害を受けたり、他の馬のアクシデントの影響で勝つことが不可能であると判断した場合や馬の精神状態をケアするために、追うことを止めレースを諦める場合があります。
そして、後者のパターンですが、事前に厩舎サイドから、走行は可能だが馬の状態で不安な点がある場合、騎手に無理をさせないよう指示するケースがあります。
治療明けや休み明けの馬ならば、このような何らかの注文があることは不自然ではありません。

厩舎サイドによるヤラズ行為

馬の調教・管理を行う厩舎関係者は、毎回馬を100%の完璧な状態に仕上げてレースに送っている訳ではありません。
目標とするレースがあるならば、そこで状態のピークを向かえられるように仕上げます。
つまりは、その目標前に出走するレースは「本気仕上げ」ではないということです。

大レース前であれば「トライアル仕様」とよく呼ばれています。 ベストを尽くしてレースを行っていないという観点からも、ヤラズ行為に該当すると言えます。

賞金事情によるヤラズ行為

馬の能力が現状のクラスで頭打ちの場合、勝利して上のクラスに昇級させないために行われるヤラズがあります。
例えば、500万条件ならいつでも勝てる力はあるのだけど、1000万条件では全く通用しない馬がいるとします。
歯が立たない1000万条件で毎回下位の着順で賞金を貰えないよりかは、500万条件で4~5着の賞金を稼がせ続けたほうが得策だと考えるのです。
500万条件を勝ってしまうと、1000万条件で戦うことになるので、勝たないようにヤラズを行います。

ヤラズ行為は見抜けます

競馬をある程度やっている方であれば、一般的なヤラズは見抜けます。
休み明けやトライアルの馬に対して「ここは叩きだな」と予想することは普段から行っていると思います。

賞金事情によるヤラズについても、馬柱から判断できるケースもあります。
ヤラズ行為の八百長とは全く異なる特徴がお分かりいただけたかと思います。
「ヤリ」「ヤラズ」を見抜くことも、競馬予想なのです。