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地方で行われる唯一の国際GI競走!大井競馬「東京大賞典」

レース情報

地方唯一の国際GIレース

国際GIレースに出場する馬

競馬のレースには、格付けがあります。その最高峰のクラスとされているのがGIレースです。

競馬をやられている方でしたら「国際GI」という言葉を聞いたことがあると思います。また、「JpnI」と書かれたGIレースを目にしたことがあるのではないでしょうか。

現在、JRAの平地GIレースはすべて国際GI競走として実施されており、国際格付番組企画諮問委員会(IRPAC)が認証した「国際グレード格付け」を取得しているレースになります。
日本では「ジャパンカップ」が1992年に国際GIとして指定されたのがはじまりで、その後日本競馬の進歩と国際化にあわせて導入がすすめられ、現在に至りました。

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地方競馬で行われるGIレース

現在、障害レースや、地方競馬で行われるGIレースは、「JpnI」「J・GI」と表記されていますが、これは国際GI競走ではないGIレース(厳密にはGI級レース)に対して、2007年から付けられた格付け表記です。
「G(グレード)」は、ICSCが定めている国際競走にしかつけることが許されていないことも、この表記に変わった理由です。

2011年に、大井競馬で行われる「東京大賞典」が地方競馬初となる国際GIとして開催されました。
現在のところ、地方競馬で国際グレード格付けを取得しているダートグレード競走は、東京大賞典が唯一となっております。

低迷傾向にあった地方競馬のレースが、国際GI格付けの認可を受けたことは競馬ファンにとって嬉しいニュースでしたが、認可されただけではなく、2016年に開催された東京大賞典が「世界のトップ100 GIレース」にランクイン(84位タイ)するという快挙を達成しました。
さらに翌年17年も86位タイにランクイン、今では南関のダートGIレースのひとつではなく、NO.1を決める真のグランプリレースとしてレベルの高いレースが繰り広げられるレースとなりました。

JRA馬と地方馬の力の差

また、かつては大きかったJRA馬と地方馬の力の差も縮まりつつあると言われています。
東京大賞典に焦点をあててみますと、2018年には4着、2014年も健闘し3着、2013年には5着、2010年はなんと2着に地方所属馬が入線を果たしています。
全体的に見るとまだまだ差はありますが、ビッグレースが開催されるようになったことは、地方馬の強化、そして地方競馬の活性化の要因にもなっているのではないでしょうか。

また、例外的ではありますが、地方競馬場の祭典「JBC競走」が2018年に限りJRAで行われた際には、JBCの3レースが国際競走として施行されました。

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